【ムース食・やわらか食】おすすめの介護食宅配9選｜食べやすい人気サービスを紹介

介護をしていると「最近食事が喉につっかえていそう…」と感じることがありますよね。とはいえ、ムース食を作るのは時間と手間がかかります。

そこで便利なのがムース食・やわらか食の宅配サービス！

このページでは、
「ムース食の宅配サービスを知りたい」
「ムース食の味や見た目ってどうなの？」
と思う方に向けて、ムース食・介護食がある宅配サービス9個を紹介していきます。

また、サービス紹介以外にも、ムース食の選び方やムース食の宅配サービスについてのQ&Aを解説します。

ムース食を検討している方はぜひ最後までお付き合いください。

嚥下機能・咀嚼機能が低下しているなら、ムース食が安全！

ムース食とは食べ物をすりつぶしてペースト状にし、とろみ材を使用して成形した食事のことです。

被介護者さんに安全に食事をとってほしい時は、介護食をムース食に変えるのがおすすめ。ムース食は舌で押しつぶせるほど柔らかいので、誤嚥や誤嚥による窒息を防げられます。

歯が少ない方でも、歯茎を使ってリズミカルに咀嚼でき、口の中で食べ物をまとめて飲み込むといった一連の動作がスムーズになりますよ◎

食事をしっかり食べてくれるようになるので、介護する側としても安心ですね。

ムース食は最初に試す嚥下食としておすすめ◎

ムース食は最初に試す嚥下食としておすすめです。ふんわりとした食感で食べやすいとはいえ、噛む訓練を怠るわけではないからです。

他の嚥下食であるミキサー食やペースト食はポタージュ状になっており、咀嚼が一切必要ないため噛む力が弱ってしまいます。（ちなみに、嚥下食の種類について知りたい方はこちらのQ&Aを参考にしてくださいね。）

それに比べてムース食は箸で掴める程度に形状が残っていおり、“モグモグ”といった咀嚼の動作を挟めるので、被介護者さんの咀嚼力のさらなる低下を防ぎます。

「通常食が食べられなさそうだな…」と感じたら、まずはムース食を試してみてください。

ムース食は調理が難しく続けるのが大変

ムース食はメリットが多い一方で、デメリットとして調理が難しく、続けるのが大変な点が挙げられます。

ムース食を調理するには、料理を作り、すりつぶし、さらに固めるといった感じで段階が多いです。

すり鉢やフードプロセッサーなどの器具を用意しなければなりませんし、すりつぶした食材の状態によって水分や油分、とろみ材を使うなどの工夫が必要なのも難点。普段ご飯を作っている人でも全工程を終えるのに1〜2時間はかかるでしょう。

安全性やおいしさなどメリットが多い一方、調理の難易度が高いのがムース食のデメリットと言えます。

ムース食がある介護食宅配サービスの選び方

ムース食の概要がわかったところで、ムース食がある介護食宅配サービスの選び方を紹介します。

それぞれ詳しく説明していきますね。

ムース食とやわらか食のどちらもあるサービスを選ぶ

まずは、ムース食とやわらか食のどちらもあるサービスを選びましょう。

というのも、人によってはやわらか食（食材の原形が残っているが柔らかい状態）でも問題ない場合があり、どちらもあるサービスなら最適な食事を選択できるからです。

通常食が喉につっかえる段階であればやわらか食を試してみて、その後ムース食にしてみましょう。介護状況に応じて、やわらかさの度合いを変更するのがベストです。

ムース食・やわらか食、どちらもあるサービスを使って、被介護者さんに合った食事を出してあげてくださいね。

美味しくて飽きにくいサービスを選ぶ

美味しくて飽きにくいお弁当であるのも重要なポイントです。

ムース食は食感に変化を付けられないため、特に味や風味が際立つ食事。ですのでサービスを継続できるかは、美味しいかどうかに懸かっているんです。

美味しいサービスの傾向としては、飲食業界に長く携わっている会社が販売していて、メニュー展開が豊富なサービスということがあります。

特にワタミの宅食は鳥メロなどの外食チェーンを運営する1978年創業会社の老舗サービスで、味や出汁へのこだわりを持っています。ユーザーが飽きない工夫にも長けており、メニュー展開も豊富ですよ。

それぞれのサービスの詳細を見て、美味しくて飽きずに食べられそうかを確認してくださいね。

見た目が鮮やかな宅配弁当を選ぶ

また、見た目が鮮やかな宅配弁当を選んでください。

茶色ばかりのおかずや白っぽい食事など見た目が悪いと、被介護者さんの食欲不振に加速をかけることにも。

メイン以外に2種類以上の副菜があり、緑や黄色、オレンジなど色が映えるお弁当を選ぶのが良いですよ。

見た目が美しいムース食を選んで、介護食を楽しんでもらいましょう。

常温と冷凍のどちらかを選ぶ

また常温か冷凍かを選ぶのも大事。

使い勝手が良いのは冷凍のムース食です。（冷凍であれば複数個のお弁当が一気に届きますが、冷蔵のサービスは毎日宅配の場合が多いです。）

介護が大変で毎日てんてこまいな人も多いはず。冷凍のまとめ買いは受け取りの頻度が減って楽ですし、保存が効くので好きな時に食事を出せます。

例えば14食分の冷凍弁当を購入すると、昼・夜の食事を含めた1週間分の食事が保存でき、週1回の受け取りだけで済みますね。

利用のしやすさから冷凍がおすすめですが、冷蔵にもメリットがあるので、自分に合う方を選んでください。

配達日時が指定できるものを選ぶ

配達日時の指定は必須ですよね。家を空けているときに宅配が来て、ヤマトや佐川から電話がかかってきた経験はあるハズ…。

配達日時を指定できるサービスを選べば、平日の夜や土日でもしっかりと受け取れます。
当たり前ですが、配達日時を指定できるのは忙しい介護者にとって大事です。サービスを注文するときにしっかりと確認しましょう！

ムース食がある介護食宅配サービス9選

では、ムース食がある介護食宅配サービスを9個紹介していきます。

メリット・デメリットを踏まえてサービスを詳しく紹介していきますね。

やわらかダイニング

やわらかダイニングは、やわらかい食事・ムース食を冷凍宅配してくれるサービスです。

高齢者などの食事が硬くて噛みきれない、飲み込みにくい人のために食べやすく調理されており、3種類の柔らかさを選べるのが最大の特徴です。

最も柔らかいムースやわらかコースは、スプーンでつぶれるくらいのトロッとした食感ですがそれぞれの味や風味も感じられます。
水分も程よく含み、安心して食べられます。

実際に“ムースやわらか宅配食”を購入しました！ムース状オムレツセットはこんな感じです。

＜ムース食のメニュー例＞

オムレツを食べてみると、2,3回噛めば飲み込めるほど柔らかかったです。軽くてフワッとした舌触りで卵感を感じられ、美味しかったです。

副菜のピーマン炒めは、玉ねぎの甘さが混ざって苦味が少なくまろやかな味わいでしたよ。

成分に関しては、管理栄養士監修のもとに低塩分・低カロリーで調理されています。

やわらかダイニングの良いところ・悪いところ

やわらかダイニングはあらかじめレンジ調理可能な容器に、調理された状態で届きます。コンパクトな容器なので、冷凍庫への収納も簡単。

調理はレンジでチンするだけなので、簡単に食事を用意することができます。

自分で柔らかい食事を作るのが難しい人はもちろん、介護で柔らかい食事を作る必要がある人にもおすすめですよ！

マルハニチロ「やさしいおかずセット」

マルハニチロ「やさしいおかずセット」は、冷凍食品等の食品メーカー、マルハニチロが届けるムース食の介護食宅配サービスです。

やさしいおかずセットの特徴は、朝用と昼・夜用のムース食を頼めること！朝用は14品、昼・夜用は28品と、メニューのラインアップが豊富で、朝・昼・夜の食事のメリハリがつきます。

朝用、昼・夜用のメニュー例はこんな感じです。

＜朝用のメニュー例＞

＜昼・夜用のメニュー例＞

朝用には鮭の塩焼きやオムレツなどサッパリした味付けの商品が多く、“朝食感”がありますね。

比べて昼・夜用は、ホイコーローやハンバーグトマトソース、すき焼きなど、濃い味のメニューが多い印象です。

また、マルハニチロのムース食は見た目のクオリティが高いとも感じました。ハンバーグは特に、通常食と見た目の大差がなく、ムース食とは思えないほど美味しそうです◎

マルハニチロ「やさしいおかずセット」の良いところ・悪いところ

マルハニチロ「やさしいおかずセット」のメリットは、少量高栄養であることです。

嚥下機能が衰えてきている高齢者にとっては食事さえ苦痛になることがありますよね…。やさしいおかずセットは3食に加えて、おかゆ、みそ汁、牛乳１杯を一緒に食べるだけで、75歳以上女性の推奨エネルギー量である1,400kcalを目指せます！

タンパク質も50g以上の摂取を目指せるため、衰弱の原因の1つである、筋肉量の低下を防げます。

しかし、公式サイトで価格が確認できないのが痛いところ。興味がある方は、公式サイトからカタログ依頼をしてみてください。

「ムース食でも食事を楽しんでもらいたい」なんて方にはメニュー数が豊富なマルハニチロがおすすめです◎ぜひ試してみてくださいね。

ヘルスディッシュ

ヘルスディッシュは、さまざまな医療食・介護食を提供している宅配サービスで、献立数がケタ違いに多いのが売り。

医療食は230品以上、やわらか食については80品以上の献立を用意しています。

医療食には以下の7種類があるので、治療食が必要になった方はすぐ自分に合う食事を見つけられます！

例として、タンパク質制限食を見てみましょう。

1包装あたり、300kcal・タンパク質16gとしっかり成分調整されています。魚の焼き物の香りが香ばしく、サッパリした味わいで美味しかったです。

また、ムース食の“ムーミーくん”は嚥下機能が低下した高齢者の方におすすめ。

28日分セットは、なんと1食323円！1日分の量（3食分）はこちらの通りです。

サクッと簡単に箸で切れるほど柔らかく、舌触りが良いです。ただ味は薄い味付けで、辛うじて鮭中華あんかけ、エビチリソースは通常食と似ていて奥深い味を楽しめました。

ヘルスディッシュの良いところ・悪いところ

ヘルスディッシュのメリットは、サービスの使い勝手の良さです。

全国配送で送料無料・お試しセットの種類が豊富なので、初めての方でも利用しやすいんです。お試しセットには、3日分9食セットや4食セット、6食セットなど気軽に選べます。

しかし、味付けが薄いメニューがあるのがデメリットでしょう。治療食として栄養面は抜群ですが、水っぽかったり副菜の味が似通ったりして飽きてしまう可能性があるかもしれません。

「とりあえず安く治療食・介護食を頼んでみたい」と思う方にはおすすめです！ぜひヘルスディッシュを注文してみてください。

ワタミの宅食ダイレクト

ワタミの宅食ダイレクトは、管理栄養士が設計したバランスの良い食事を冷凍で届けてくれる定期便宅配弁当サービス。（ワタミの宅食とは別サービスです。）

通常食のお弁当では、肉メイン・魚メイン・キッズ向けの3種類からセット内容を選べます。またおかずの量を3種盛り・5種盛りから選べ調整しやすいですし、注文時にごはんの有無も選べます。3種盛りは、女性が食べると丁度よい量でした。小学校低学年の子供は少し残してしまうほどの量でした。

今回編集部で頼んだメニューの中では、“鶏の唐揚げおろしソース”が絶品でした！肉が大きくボリュームがあって、男性でも満足感を感じられます。

他にも“牛肉のピリ辛チャプチェ風”などの濃い味のメニューはリピートしたくなるほど美味しかったです！

もちろん、ムース食の提供もあります◎ムース食8食セットの献立例はこちらを参考にしてください。

ワタミの宅食ダイレクトのムース食は、舌触りが滑らかでスルッと口の中で馴染みます。牛肉のみぞれ煮は、みぞれのゼリー感がアクセントになっており、出汁もしっかり感じられました。

ワタミの宅食ダイレクトの良いところ・悪いところ

おかずやお米の有無、ムース食などで、家族一人一人にあった量を注文できるのは嬉しいポイントです。また「ワタミの宅食ダイレクト」は、全国どこからでも注文できるのも魅力！しかも送料が全国一律800円と低価格なのも良いですよね◎

ただ、ワタミの宅食ダイレクトで1番気になったのが、レンチン後の容器が汚れてしまうことです。パック詰めされた料理がそのまま袋詰めされており、レンジで温めた時に汁が漏れてしまいます。

＜レンチン後の液だれ＞

この液だれのせいで袋から取り出すときに手が汚れてしまったり、机が汚れることがありました。写真のように外袋を敷いても机が汚れてしまうので、他の宅食サービスに比べて後片付けが少し面倒です。（毎食後にテーブルを拭く方なら特に気にならないかもしれません。）

少し面倒な部分はありますが、見た目も味もこだわり抜いた介護食を試してみたい人にはおすすめです！

ヨシケイ

ヨシケイは40年以上続く代表的な食事宅配サービスの1つで、ミールキットやお弁当、介護食まで色々な種類の宅配を行なっています。

編集部では冷凍弁当のシンプルミールにて、ハンバーグデミソース、牛すき煮、鶏肉のハニーマスタードの3種類のセットを注文。それぞれ200kcal程度で、メインのおかずのほか野菜も多く、彩りがいいです。

肝心の味ですが、1食350円ほどとは思えない美味しさ。低塩分でありながら、しっかりご飯に合う味付けになっていました。

ボリュームは軽めなので、たくさん食べたい人はご飯の量を増やして調整するのがおすすめです。

ムース食を購入する場合は、施設様向けメニューの“ヨシケイキッチン！の思いやりフード”を利用しましょう。

ヘルスディッシュと同様に、嚥下機能が低下した方におすすめのムース食“ムーミーくん”が買えます。

ムーミーくんはユニバーサルデザインフードの「舌でつぶせる」基準に満たしており、歯がない方でも十分形を崩せる柔らかさです。

ただ、味が淡白で、色の違う副菜でもそれぞれの味の違いが分かりにくいです。まぐろのソテーに関しては魚の風味がする程度でまぐろの旨味はありませんでした。

ヨシケイの良いところ・悪いところ

シンプルミール最大の特徴は、3食セットで送料無料の1,030円という驚きの安さ。ご飯は別に用意する必要があるものの、宅食弁当としてはかなりコスパが高いです。

＜ヨシケイのお弁当例：3食1,030円＞

また自宅まで送料無料で届けてくれて、留守がちの場合は置き配にも対応しています。

悪い点は、サービスの対応エリアが限られており、以下の14都府県しか対応していないことですね。

ヨシケイは、家族それぞれに合った食事を自宅配送してくれる宅食サービスを探している人におすすめです。家族のお弁当、親の介護用ムース食を一気に頼みたい人はぜひ試してみて下さい！

メディカルフードサービス

メディカルフードサービスは病院や介護施設も利用する、医療・介護食専門メーカーです。管理栄養士の栄養計算のもとにした、7つのコースが用意されており、特に体調を気遣ったヘルシーな食事を取れますよ。

今回編集部で注文した「塩分制限食」は減塩・低カロリーメニューですが、以下のように他の目的に合わせたお弁当も選べます。

注文したお弁当のメインのおかずはしっかり味付けされており、ご飯のおかずとして問題なく食べられました。さらに、肉や野菜が大き目にカットされていて、食べ応えがあります！

残念だったのは副菜で、全体的に野菜が水っぽいと感じました。また全体の塩分を副菜でコントロールしているのか、ほとんど味がしないものもあります。

味よりも健康食、治療食を頼みたい人にはおすすめのサービスです。

メディカルフードサービスの良いところ・悪いところ

メディカルフードサービスの良いところは、メニューは管理栄養士が消費者庁「食事療法用宅配食品等栄養指針」に基づき考案している点です。たとえば塩分制限食なら低塩なだけでなく、食物繊維やコレステロールにも配慮されています。
また料金はすべて送料込みなことも嬉しいポイント。

悪いところは、副菜があまり美味しくないことと、1食800円～とやや値段が高い点です。

とはいえ、レンジで温めるだけでプロが考案した栄養満点のおかずを楽しめるので「栄養を考えた制限食を自分で作るのは大変！」という人にはおすすめですよ♪
初めての方向けに、6食お試しセットが各コース用意されているので、気になる人はチェックしてみてください！

宅配クック123

宅配クック123は、1999年から運営されている高齢者専門の宅配弁当サービス。国内に約350店舗に展開されていて、年中無休で日替わりメニューを配達してくれるサービスになっています。

そんな宅配クック123の最大の特徴は、原則手渡しでお弁当を届けてくれることです。下記に公式サイトより、紹介文を抜粋します。

ですから会えなければもちろん心配になり、チャイムを鳴らして出てきて頂けるまで待ちます。
玄関先からご自宅に電話もします。ケアマネジャーさんに電話します。ご家族に連絡します・・・
それが結果的に「安否確認」になっているという感じでしょうか。

引用：宅配クック123の想い

こういった取り組みで離れたところにいる、お父さん・お母さんの安否確認もできます。

そんな宅配クック123のお弁当ですが、下記10種類のコースから利用者に合った商品を注文できます！

それぞれのコースから自分に合ったコースを選ぶのがおすすめです◎ちなみに、やわらか食、ムース食の見た目はこんな感じ！

宅配クック123の良いところ・悪いところ

宅配クック123最大のメリットは、手渡しで配送してくれる際に、安否確認をしてくれることですね。このために利用される方も多いんじゃないでしょうか。

デメリットとして、冷凍ではなく常温の配達なので日持ちしない点があります。

受け取ったお弁当をすぐに食べられる人・足腰が弱くて家から出られない高齢者などは問題ありませんが、お弁当をストックしたい方は冷凍のサービスがおすすめです。

65歳以上の方のみ、初めての注文で普通食を無料で試食できます。（キャンペーンコード欄に『初回無料試食希望』と記載）ここまで読んで気になった方はぜひ試してみてください！

まごころ弁当

まごころ弁当は、全メニュー約200〜300キロカロリーに抑えられた弁当を宅配してくれるサービスです。冷凍ではなく、その日食べる分だけの弁当を常温で配達してくれます。

好きなメニューを選べませんが、季節に合わせた食材を使ってバランスのとれた料理を日替わりで届けてくれますよ。
おおむね全国のエリアで注文できますが、住んでいる地域に対応しているか必ず確認してくださいね。

まごころ弁当の最大の特徴は、食事の調理方法を無料で個別に変えてくれるところ。こんな風に一口大から“極小のとろみ付き”まで変更可能です。

まごころ弁当の良いところ・悪いところ

お弁当は常温で届くので、電子レンジで温めればすぐに食べられます！同会社は冷凍宅配弁当も展開しており、冷凍弁当を選べば好きな時にいつでも簡単に食事ができますよ。

まごころ弁当は、カロリー制限のある方向けのメニューがあったり、硬い食材が食べられない方には柔らかい食事を用意してくれたりと、好みに合わせた個別対応をしてくれます。

ただ、味が薄いので濃い味が好きな人にはおすすめとは言えないでしょう。

値段が1食345円～と安く、送料も無料なので、リーズナブルな宅食を注文したい方はぜひ注文してみてくださいね。

宅配サービスではないが“メイバランス”もおすすめ

メイバランスは、タンパク質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維の栄養素を1本で摂れる総合栄養食品です。

メイバランスのポイントはこちら。

また、種類が豊富なのも嬉しいポイントです！「ミルクテイストシリーズ」では7種類の味が展開されています。

実際にミルクティー味を飲んでみましたが、ダージリンっぽい紅茶の味を感じられ美味しかったです。ミルク感が強く臭みもなかったので「これ1本で栄養が摂れるの？」と不思議な感覚になりました！

また、機能生栄養食品によくある、甘ったるい後味がなくスッキリ飲めましたよ。

メイバランスの良いところ・悪いところ

メイバランスは、ミルクティーやコーヒー牛乳を飲んでる感覚で、手軽に栄養源を摂取できるのがメリット。

バナナ味やストロベリー味など果実系の甘い系から、コーンスープ味といった塩気のある味まであり、好みにあったものを見つけられますよ◎

また、牛乳コップ1杯分（200ml）より少ないため、食事が億劫になっている高齢者の方でもサッと飲めます。

一方で、飲料なので食事の代わりになるとは言えないでしょう。ムース食と並行し、食事の補佐としてメイバランスを利用してみてくださいね！

介護食宅配サービスについてのQ&A

最後に、介護食宅配サービスのよくある質問について紹介していきます。

それぞれ詳しく回答していきますね。

嚥下食とムース食の違いは？

A.違いはありません。ムース食は嚥下食の一種です。

嚥下食は、嚥下機能が低下した人のために柔らかさや形態を調整した食事のことで、ムース状やゼリー状、ペースト状などの種類があります。

以下に嚥下食の種類の一覧をまとめたので参考にしてください。

やわらか食やムース食、ゼリー食は食感が残っていますが、ミキサー食やペースト食はスープのようでほとんど噛む必要がありません。

ムース食は通販サイトで購入できる？

A.楽天市場などの通販サイトで購入できます。

実際に、楽天市場で「介護食　ムース」と検索したところ、こちらのような介護食が出てきましたよ。

なかにはメディカルフードサービスの6食セットもあり、価格は公式サイトと同じ値段（税込4,688円）でした。楽天ユーザーの方はポイントが貯まる楽天で買うのも良いですね。

ミキサー食・ペースト食の作り方は？

A.大まかには、通常食に水分を入れてミキサーにかけるといった2ステップです。

ムース食の宅配が難しい人は、家庭でミキサー食・ペースト食を作るのも手！簡単な調理法を以下に記載していますので参考にしてください。

ミキサー食・ペースト食を作る時は、繊維質や粒状のものが残らないよう工夫し喉越しよく滑らかにするのがポイントです。

ミキサー食・ペースト食の調理は大変ですが、無理せずできる範囲で作ってみてくださいね。

食事宅配は介護保険に反映される？

A.原則として、宅配弁当は介護保険のサービスには適用されません。

というのも、介護保険は最低限の生活支援を目的にしており、宅配弁当は保険適応になるほどの緊急性がないと判断されるからです。

ただ、自治体によっては要介護認定を受けた方を対象に、宅配弁当サービスへの特別給付金を出してくれる「生活援助型配食サービス」や「高齢者自立支援配食サービス」があることもあります。

詳しくは居宅介護支援事業所のケアマネージャーや市役所の福祉課に相談してみるのがおすすめです！

スーパーでレトルトのムース食って買えるの？

A.購入可能ですが、商品の取扱いがない店舗が多いです。

“エバースマイル”といったレトルトブランドのムース食であれば、以下の店舗で購入できますよ。

上記に記載したスーパーや薬局がお近くにありましたら確認してみましょう。

購入できるスーパーはありますが、ネットで購入するのがおすすめです。

まとめ：ムース食の介護食を利用してみよう！

このページでは、ムース食・やわらか食があるおすすめの介護食宅配サービスを紹介しました。

ムース食とは、通常食をすりつぶしてペースト状にし、とろみ材を使用して成形した食事のこと！初めて嚥下食を試したい方におすすめです。

ムース食がある介護食宅配サービスの選び方を紹介したので参考にしてください。

おすすめの宅配サービスから合いそうなムース食を見つけてくださいね。

中でも、やわらかダイニングがおすすめ！やわらか食専門で宅配サービスを行なっており、ムース食に関しても美味しさ・食べやすさにこだわっています。

ムース食の宅配サービスを利用して、噛む力が衰えた方にも食事を楽しんでもらいましょう。ぜひ試してみてくださいね。